RECORD
Eno.179 アルア・フィフスの記録
![]()

![]()

![]()



![]()


![]()

![]()

![]()



![]()
真実になればいいな
二度とどうでもいいものにしないと
「何度か、名前、聞いてはいるんですが、恐らく覚えるには努力が必要で」
「ならそのままにでも。知らなくたって仲良くは出来ますからね……」
「覚えなくて良いですよ、こんなもの」
誓い
「そこな紫髪のは話が分かるの」

以前から、似た雰囲気の御仁だとは
酔いで現を誤魔化して 暴力に悦びを覚え 殺し合いの熱に浮かされる
彼と私の違うところといえば

「あ~、ちょっと最近は、そちら、控えているので…
もう少し前なら喜んで、お相手したんですが、
ちょっとアナタと真面目に話すると、抑えがきかなくなりそうなので……」
「あは。そ、残念」
「抑えきかんの、おもしろそじゃが、ま。構わん」

「や、ホント、ほんとにあなたとは、一度…是非……」

「…………………残念です」

滾る熱を諫める様な苦痛とそれを上回りたいと暴れる衝動と
殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい
「……お疲れで?」

「…………」

殺したい
目の前のちいさな、だれか、どうでもいい人
ころしてしまえ
「お疲れですねえ」 自分を見る目。敵意ではなく。
「……大丈夫ですか?」 自分を慮る声。こわしたくないもの。

「大丈夫。
シスター……? シスター、シスター……」
「はい、…はい、シスターですよぅ。
シスタージュヘナザート……つっても名前じゃあねえか」
確認に反芻する肯定と頷き幾らか。

「……ちょっとマシになりました?」

「うん ありがとう 大丈夫」

「とはいえ、随分酔っちまったなぁ…
ちょっと、部屋で休んできまさァ…、シスター……」

「……シスター。ありがとう」
「しかし、大丈夫だって確信がありましたし……
可能性がゼロでなくとも、あそこは、何ていうか……
信頼、が必要な場面に感じましてね。
信じて、貰えていると、それは真実になる、事がある……気がして」
真実になればいいな
二度とどうでもいいものにしないと
「何度か、名前、聞いてはいるんですが、恐らく覚えるには努力が必要で」
「ならそのままにでも。知らなくたって仲良くは出来ますからね……」
「覚えなくて良いですよ、こんなもの」