RECORD

Eno.232 シャルティオ&キィランの記録

28 体調不良と、そして


 体調を崩して、またしばらく動けなくなっていた。
 リオとナノさんが来てくれた。
 ナノさんは僕のおねーちゃんになってくれた。
 ……嬉しかったんだ、とても。

 明日からまた元に戻るよ。
 心配かけてごめんね、大丈夫だよ。

 僕の本当の姉さんたちは、僕の悲鳴も何もかも無視したね。
 でもナノさんは、何も言わなくても助けてくれたね、忘れない。


  ◇

 家族とか名前の話をみんながしていた。
 家族なぁ、名前なぁ、俺には思うところのあるものだ。

 まぁ、俺はもう充分に幸せだし。
 今更、ワガママも欲張りも言わねェけどな。

 忌まわしき名前は自分で変えた。
 誰が何と言おうが、今の俺は“キィラン・リリィス”だ。
 家族は……もう、どうでもいいよ、そんなの。
 俺には素敵なあるじ様がいるのだから、なァ。