RECORD
Eno.5 劉 光龍の記録
◇閑話休題
「すみません、りーくん。いつも話を聞いていただくばかりで」
酒場から出る時に握られた手へ、声をかける。
いつからか、ぐちゃぐちゃになっていた。
残された時間が少ないりーくんに、長くて難解な自分の話をするつもりは……最初は無かった。
いつものように看取って、見送って、夢枕を受け取って。
その日がそう遠くないうちに来ると思っていた。
……私の悪い予感が、外れてくれることは、ないから。
名前を告げて、雪の存在を告げた時からだろうか。
何故だか無性に……自分のことを話したくなった。
今までに無い……もっと新しい、別の視点の何かが……あるような気がした。
それは実際当たりで、始末屋側視点の意見は、ずっと止まったままの『姫様』の謎を、解き明かしてくれた。
自分は、家から切り離された惨めな子ではなく……
父上が未来と家を託した希望の光、あの家の最後の主にして、未来の王朝の王。
……意図しないまでも、その立場にある者として相応しい最期では、あれたはず。
父上に返さなければと、1000年+60年ずっと心残りになっていたあの刀。
あれは我が家にあってこそ意味があるもの、我が家の血を証明するためだけに存在するものでした。
わかりやすく言うなら、正統な王の血を証明するもの、でしょうか。
家の主である父上が御存命であるなら、あれの紛失は大変まずいことになるのです、が……
父も弟も絶命し、私の死をもって途絶えるのなら、その後の行方に意味などありません。
他人がどう扱おうと、あの刀が本来の意味を帯びることは、未来永劫ありませんからね。
物が物だけに現存する可能性がありますが(単に歴史的、美術的に価値があるでしょうし)、それも探さなくて構いません。
雪の体は全く関係のない一般人です。
……気が楽になりました。
貴方と生きる時間を、私はとても楽しく思います。
怪しいおもちゃの剣や銃を買ってきて、子供のように遊ぶ姿は……
おそらく子供時代に子供であれなかったものが、少し遅くはなってしまったけれど、補填されているのかな、と
そんなことを考えたりします。
でも、すペショノレン―卜" DXグラデぅヌ と すペショノレすゴく強う 卜ノレガ―プレィ卜"
を合体させるのは、私でもちょっと楽しくなってしまうかもしれません。


絵:たまちゃん 自由に使ってね
酒場から出る時に握られた手へ、声をかける。
いつからか、ぐちゃぐちゃになっていた。
残された時間が少ないりーくんに、長くて難解な自分の話をするつもりは……最初は無かった。
いつものように看取って、見送って、夢枕を受け取って。
その日がそう遠くないうちに来ると思っていた。
……私の悪い予感が、外れてくれることは、ないから。
名前を告げて、雪の存在を告げた時からだろうか。
何故だか無性に……自分のことを話したくなった。
今までに無い……もっと新しい、別の視点の何かが……あるような気がした。
それは実際当たりで、始末屋側視点の意見は、ずっと止まったままの『姫様』の謎を、解き明かしてくれた。
自分は、家から切り離された惨めな子ではなく……
父上が未来と家を託した希望の光、あの家の最後の主にして、未来の王朝の王。
……意図しないまでも、その立場にある者として相応しい最期では、あれたはず。
父上に返さなければと、1000年+60年ずっと心残りになっていたあの刀。
あれは我が家にあってこそ意味があるもの、我が家の血を証明するためだけに存在するものでした。
わかりやすく言うなら、正統な王の血を証明するもの、でしょうか。
家の主である父上が御存命であるなら、あれの紛失は大変まずいことになるのです、が……
父も弟も絶命し、私の死をもって途絶えるのなら、その後の行方に意味などありません。
他人がどう扱おうと、あの刀が本来の意味を帯びることは、未来永劫ありませんからね。
物が物だけに現存する可能性がありますが(単に歴史的、美術的に価値があるでしょうし)、それも探さなくて構いません。
雪の体は全く関係のない一般人です。
……気が楽になりました。
貴方と生きる時間を、私はとても楽しく思います。
怪しいおもちゃの剣や銃を買ってきて、子供のように遊ぶ姿は……
おそらく子供時代に子供であれなかったものが、少し遅くはなってしまったけれど、補填されているのかな、と
そんなことを考えたりします。
でも、すペショノレン―卜" DXグラデぅヌ と すペショノレすゴく強う 卜ノレガ―プレィ卜"
を合体させるのは、私でもちょっと楽しくなってしまうかもしれません。


絵:たまちゃん 自由に使ってね