RECORD

Eno.179 アルア・フィフスの記録

アルア・フィフスという男

アルア・フィフスという男。酩酊の。あるいは喝采の。



酒場の隅で、気だるげに酒をあおり、時折ぼそぼそとかすれた声で
ひねくれたような事を言う。意地悪をする。ニヤニヤ笑って神をも煽る。

戦闘になると突然楽しそうにギラギラとした瞳。
血に塗れ、嗤う。殺したい。殺されたい。
そんな感情は抑えて、なんとかここのルールに従って。
あなたの知るこの男の姿はそんなところだろうか。

あまり自分の事を語らない彼の物語には、いくつかの断片があった。


アルア・フィフスは神の望みを叶えた。
アルア・フィフスは独立を見届けた。
アルア・フィフスはシスターの佳き隣人となれたのかもしれない。
アルア・フィフスは友人と出逢った。
アルア・フィフスは愛弟子を見送った。
アルア・フィフスは淫魔プラエドの所有物である。