RECORD

Eno.385 李家 蓮華の記録

旅行先からの手紙

慎へ

早いもので、一週間が経った。
書くべきことは尽きないが、蓮華からお前は長い文章を
読むのが苦手だと聞いたので、手短に。
花火を見た、水族館に行き、変わらず楽しくやっている。
よく食べ、よく眠り、お前への土産を買い込んでいるよ。

近く、ディミオスが先にそちらに戻るから、残りの話は
彼から聞きなさい。お前にはノーウェアと名乗っていた
かもしれない。私とよく一緒にいた美しい黒髪の男だ、
きっと見覚えもあるだろうからすぐにわかるだろう。
そちらも元気であることを願う。

プラエド

(変わらず。丁寧な字体、丁寧な文章の手紙だ。
 貴方の親友が旅館で寛ぐ様子を収めた写真が一枚同封されている)