RECORD

Eno.179 アルア・フィフスの記録

旅をした

「旅行にはお前もいくこと」


交わした約束の、それが条件。





 私が神様から与えられた、報酬の快楽はあまりに大きくて。
 そのほかの事はどうでもよくなるくらいで。




綺麗なもの きれいなのだろうとはおもう。
だけど、それによる喜びのようなものは、よく分からない。

美味いもの 味はわかる。多分これは、悪くない味なのだろう。
だけど、それで感じる喜びというのは、よく分からない。

だから、どうして、旅行なんかに連れてこられたのか、…………
それはまぁ、分からない、でもないのだけれど
















「……何で、このメンバーの中に、私が入ってんでしょうねェ……」



 きっと、ここにいる一人を除いて、
 皆がそう感じていたと、思うのだけど。

「ま、プラエドが随分、楽しそうですし……
 まァ、いいか」

 これもきっと、私たちが思っていたこと。


誰かと共にいる。
殺すか殺されるかしか、なかった私が。
我慢、出来ている。
『誰か』 が、よく分からなくなる前に。
よく分からない、ままではいたくない。
この、思いはきっと、喜びなのだ。

だけどそれよりも、その先の、もっとそれ以上の、最高がちらついて。

満足できないんだ。
どうしようもないな。