RECORD

Eno.84 メーヌリスの記録

月から花への手紙 その1

これは、過去のやりとり。



愛しい花へ

如何お過ごしでしょうか。
一ヶ月前の外交時は視線を交えることしかできませんでしたが、お顔を拝見できて嬉しかったです。
兄上様たちは誰が王位を継承するかで相変わらず揉めていて、そちらにも迷惑をかけてしまったでしょうね。申し訳ございません。

あの時に着ていたドレスは、父上が私のために職人に仕立てさせたものです。父上はあのドレスの他にもいくつか服を仕立ててくださいました。そのいくつかの中にはわたくしの花嫁衣装もありました。
いずれわたくしはどこかの国に嫁ぐ身でありますが、許されるならこの服を着て、あなたの元へ参りたいものです。

細やかながら、手紙に贈り物を添えさせて頂きます。嵩張るものではありません。いつまでもわたくしとあなたの国が手を取り合っていけるよう、願っています。

あなたの月より


ヘンルーダのブローチが添付されている