RECORD

Eno.3 マイリーの記録

Dear Miley(3)

最初はまるで人形のようだと思っていた子供はなんというか……おてんば娘だった。
話していたかと思うと、突然走り出すし、何をしでかすか全く分からない。

表情を変えない? とんでもない誤解だ。その子供はよく笑った。
時々、付き合いきれないと無視をすればたちまち不安そうな顔になる。
それを見て渋々返事をするとまたすぐ笑顔に戻った。


中々話を切り出さず、どうにも歯切れの悪い日があった。
いつまでこうしているんだと3回ほど思った後、子供はようやく口を開いた。

「ともだちになって」

確実に面倒な事になるのが分かっていたから断るつもりだった。
だが、子供はまたあの不安そうな表情を浮かべていた。どうにもその顔は苦手だった。
オレは大きくため息をついた後、それに同意した。
初めて友達が出来たと子供は大はしゃぎした。

普段何をしていたらそうなるんだ?

疑問が湧いたオレはその子供が森に居ない時、
どういう風にして過ごしているのかを見る為に街へと繰り出した。