RECORD

Eno.346 レブン・レヴンの記録

鴉騎士

鴉騎士。
処刑者。
首狩り鴉。
どんなで名を呼ばれようとも構わなかった。
自らの手で、罪深き者を苦痛なく送れるのであれば、自分のような仕事をしていても誇れるものであると。
病の者がどうしても助からぬ際も、苦痛なく送れるのであればと。
そう信じていたのだ。

なのに。

「何故、裏切られたのですか? 司祭様、聖女様」


友人は消えた。
仲間も去った。
己は時代遅れの処刑者娯楽の道化

「許してなるものか」



許してなど、なるものか。
信仰とは穢れ無きものでなければならないのだから。