RECORD

Eno.12 ライゼ・スカビオサの記録

彷徨える不死者

手帳に纏められた文章より

・死亡後に自動的に能力が発動し約10分〜100日後に蘇生する

・死亡以前の耐久は普通の人間と全く変わらない

・単純な物理攻撃が通用しない(何かしらの術を受けた武器や魔剣、それに準ずる物で無ければ攻撃が通用しない)相手にも拳に蹴り、所持している武器による攻撃が種類問わずが通用するが、これは私の世界の異能者が共通して持つ副次的な特徴では無いかと推測している

・蘇生後は完全に傷は癒え、病や欠損も回復する、まだ毒が原因で発動した事は無いが恐らくその影響も回復すると思われる

・死亡理由は完全に不問、自殺であれ他殺であれそして病死だったとしてもこの能力は問題無く発動する

・発動者は蘇生時にランダムな場所に転移される、それは時に異世界が転移先の場合もある

・死亡に至らなければどれだけ重症だったとしても、それがどれだけ致命的な状態だったとしても能力が発動する事はない






「この能力は私の世界の中ではとても強力な部類の能力です。自己限定とはいえ蘇生と転移能力を兼ね備えいますので。片方だけでも大国に一人居るか怪しいものです。しかも転移に至っては異世界まで対象に入るだなんて聞いたこともありません。」

「…まあ、蘇生するタイミングも転移先も選べないので自分が生き残る為以外にはまともに使えませんし、使いたくなくても勝手に発動してしまうのですが。」

「…蘇生するタイミングはともかく転移先がランダムで無ければ、私は今頃私は伝説になぞらえて不死者と呼ばれていたのでしょうね。」

「私の世界では能力に親が名前を付ける習わしがありましたが、初めて発動したと同時に異世界に転移してしまったので仮な上に安易ですが自分で名前を付けました。」

「別に名前を付ける必要も無かったのですけれど。私の能力の名前は…」