RECORD

Eno.548 クグィウロ・クレドスゴイルの記録

家守式警杖術

ヤモリ族は、水辺のイモリ族・空のコウモリ族に並ぶ陸の守護者である。
というと壮大だが、夜目が効いて機動力もあるので種族的に門番や警邏になる者が多かったからそんな呼び名を得た、というのが真相だ。

(少なくとも彼の世界においては)「門番や警邏」に求められるスキルとしては暴れ出した旅客や民を生きたまま速やかに捕縛できること、多様な種族が各々発展させた武器や戦法への対応力などである。

よってヤモリ、つまり家守一族が編み出し後世に伝えた武術は「相手の殺害より捕縛できる程度の無力化」ができ「多様な武器や戦い方に対応できる」、さらには「怪我で離脱し門を破られないよう敵を翻弄し攻撃回避と相手の疲労誘発を両立できる」ものとなっていった。

どこでも柄であり全てが打面、両端の性能に差がなく次の手を読まれづらい武器。
身長より長い棒をトリッキーに操る、それが家守式警杖術である。