RECORD

Eno.372 マカンフの記録

冬の香り

「あはは…!」



雪玉を作り、遠くの子供へと放り投げる。

「おかーさん、おみやげ!」



庭にいる誰かを呼ぶ。片手には花。

『結構大きくなったなぁ。春になったら一緒に山登りする?』


「する〜!」



背中を合わせた柱に印を付けられる。

とても綺麗な……誰かの記憶だろうか。
僕が見るには、なんだか眩しくて。





「………ん」


目が覚める。