RECORD
Eno.23 コロル・コッタの記録










気の向くままに筆を走らせてお返ししました。
御礼
『拝啓、コロル・コッタ様。
柳木です。本日はありがとうございました』
『全部で何度お相手を頂いたのでしたか……。
私も熱くなってしまい、はっきりと数えてはいませんが』
『何と申しましょうか。
―――本当に、お強くなられましたね』
『コロルさん、いかがでしたでしょう。
少しはご満足をいただけましたでしょうか?』
『言葉ではなく、通じ合える。
こういったコミュニケーションの形もあると……』
『あなたの仰っていた言葉の意味が、少し判った気がします。
……はい、理解を望みました。あなたを知りたい、と』
『理屈ではなく、本能に属する領域で。
多くを知り得た訳ではありません。判ったことはひとつだけ』
『あなたはとても愉しそうで、強かに打たれるその刹那にさえ……
見惚れる程に素敵でした』
『相応の痛みを知ることにもなりましたが。
もしよろしければ、また日を改めてお付き合い下さい』
『今度は勝たせて頂きます。なりふり構ってなどいられません。
恋と戦争は手段を選ばず、などと申しますしね。草々』
気の向くままに筆を走らせてお返ししました。