RECORD

Eno.134 タニムラ ミカゼの記録

 送られた手紙を開く。
 細く、黒い文字。

「………」



 読めたし、何なら書けるのか……
 余計なお世話をしてしまっただろうか。言葉を話さないなら、文字という文化が無いのではと怪しんだ俺を笑ってくれ……

 黒く細い線が、黒く細い姿を思い起こして。
 ため息を吐いてビー玉を触った。
 早く逢いたいな。