RECORD
Eno.23 火焔放射姫の記録

燕尾服を身に纏う女性は、『第七学区』のとある廃ビルの火災現場に居た。
消化されたものの、まだ熱気と水蒸気舞うその空間で、誰かと連絡を取り合う。



女性は面倒臭そうにしつつ、連絡を終えて火災現場だった場所を一望する。
『火焔放射姫』の取り巻きである「ないと」達が起こした火災現場。
無人の廃ビルがターゲットであった為人的被害は無かったものの、
運悪くここに物資を置いていた学校勢力が被害を受ける事となった。
『火焔放射姫』がフェストリアに迷い込んだ間にも、『学園都市』では時間が進んでいる。
そうして、その『失踪』は突然であったがために様々な憶測が飛び交っていた。


ある『組織』はこの事態を調査し始め、「ないと」達……そして『火焔放射姫』の勢力には
その背後には何が存在するのか……調べ始めていた。
【一方 フェストリア】










眠気が迫る。思考が落ちていく。
パイフゥが言った通りだ。
早く寝なければ、後ろ向きな考えばかりが出る。
女子会の後、モダンエリアの誰も居ない路地で座り込んで、
独りで残り少ない夜を明かすのであった。
【学園都市にて・1】
「……『火焔放射姫』は未だ行方不明、と」
燕尾服を身に纏う女性は、『第七学区』のとある廃ビルの火災現場に居た。
消化されたものの、まだ熱気と水蒸気舞うその空間で、誰かと連絡を取り合う。
「『例の件』といい、『火焔放射姫』の失踪といい……」
「この『学園都市』で何が起こってるんだ?」
「……それを調査するのがあーしなのね。へいへい。」
女性は面倒臭そうにしつつ、連絡を終えて火災現場だった場所を一望する。
『火焔放射姫』の取り巻きである「ないと」達が起こした火災現場。
無人の廃ビルがターゲットであった為人的被害は無かったものの、
運悪くここに物資を置いていた学校勢力が被害を受ける事となった。
『火焔放射姫』がフェストリアに迷い込んだ間にも、『学園都市』では時間が進んでいる。
そうして、その『失踪』は突然であったがために様々な憶測が飛び交っていた。
「頭が居ない分、大規模には動いていない」
「だけれど、組織的には動いている……。誰かが代わりに指揮している?」
ある『組織』はこの事態を調査し始め、「ないと」達……そして『火焔放射姫』の勢力には
その背後には何が存在するのか……調べ始めていた。
【一方 フェストリア】
「………。」
「また最後を取れなかった。ケド、」
「どこか認めている自分もいる」
「『姫』以外にも、努力してるヤツは沢山いる」
「それは、誉れであるべきだろ、って」
「囚われずに、戦えるのは羨ましいよ」
「アタシは、理想を追い続けている。最高の焔を」
「それは瞬間的火力じゃない」
「持続的に燃え続ける、最高の焔」
「……少しは、認められたいな 強い『姫』なんだって さ」
眠気が迫る。思考が落ちていく。
パイフゥが言った通りだ。
早く寝なければ、後ろ向きな考えばかりが出る。
女子会の後、モダンエリアの誰も居ない路地で座り込んで、
独りで残り少ない夜を明かすのであった。