RECORD

Eno.23 火焔放射姫の記録

『終わり』


アタシの『祭』は終わった。

燃やし尽くす為に動いて回ったけれど、この世界ひとつ燃やし尽くす事すら叶わない。

アタシの実力はまだまだのようだった。












入浴剤のセットと、ランプを手にして眺める。

何方もいつの間にか送られていたプレゼントであり、アタシにとっては想い出になるだろう。
……それと、このグラボたちも。




そろそろこの世界も無くなってしまう。
そうなる前に、アタシも『学園都市』に帰らないとね。
……「ないと」君達はちゃんとしてるかな?
ま、してなかったら燃やしてやるんだけど。










……戻ったら戻ったで、どう言われるのだろう?
ちゃんと迎えてくれるだろうか?そうでないと困る。
『火焔放射姫』の名が廃れてなければいいのだが。


ともあれ、楽しかった。


幾らか名前を覚えるに足る存在もできたけれど、彼女たちが
アタシの住む世界に来ることは早々ないだろう。
……いや、一人はクリスマスカードを贈ると言っていたので期待しているのだが。

いつか自分の魂が地獄へ堕ちる時、

アタシはそれを恐れないでいられるのは強味かもしれない。

友達がいるから。










さ、帰ろう。アタシが居るべき場所へ。


都市1つを火の海にするまでは、諦めない――――