RECORD
Eno.23 火焔放射姫の記録
今居る場所が「フェストリア」という世界。
アタシが知る限りでは、『学園都市』なんかよりよっぽどマシかもしれなくて、
よっぽど残酷かもしれない世界。
アタシに負けたくないだとか、倒すだとか言われるけれど。
アタシに勝ちたいなんて……倒したいだなんて。
何がしたいんだろうな、と思いつつ武器を組んで、組んで、組んで、
人一倍物資を貯め込んで貯め込んで貯め込んで、
『レンゲ』ってヤツと殴り合った。
結果だけ書けばアタシの勝ちに終わったが、アイツ……何かヘンだった。
……天才、か。天才って何だろうな……アタシには分からない。
そんな肩書きに左右される必要があるのかが、分からない。
セーラー服着てるヤツとも何度か殴り合ってる。
結果だけ書けばアタシの勝ちに終わってる。結局アタシに挑むヤツはヘンなヤツばっかだ。
強いヤツと殴り合いたい、か。どういう神経してんだ?……アタシが言えた事じゃないが。
アタシに勝った先に何があるんだか。
アタシが歩いてきた道筋には炎と燃え滓しかなくて、
これから歩いていく先にも炎と燃え滓しかないのに。
この「フェストリア」じゃ火祭りにすることは難しいけれど、
この場に集った連中とまだアタシは会話できてる。
そうしてアタシが嫌いなモノが一つ増えた。
増えたけれど、それはヒトを嫌いになったワケじゃない。
アタシがアタシ自身の武器への執着が凄いって気付いて、
そうして他の連中がアタシだけが持つべき物資を山分けしてる事が嫌いだと気付いた。
なんで?どうして?『姫』であるアタシだけが持つべきでしょ?
水槽で飼われる魚達が、ヒトが与える餌に群がるようにアイツらは利権を共有しようとする。
アタシはそれが、狂おしく嫌なのだと気付いたとき、
『フェストリア』という世界の空を眺めて、ため息をついたの。
結局はアタシが一番強くなきゃ、そう在らなきゃダメなんだって―――。
それを指標にしてるヤツらが居る限りは、アタシは『姫』たらねばならない。
だから、フェストリアに現れた要素を記憶していくことにした。
……正直に言えば頭がパンクしそうだ。
それでも、あの頃の勉強の辛さを考えれば安いモノだった。
アタシは、皆が恐れ畏れる『火焔放射姫』なのだから。
『フェストリア』
今居る場所が「フェストリア」という世界。
アタシが知る限りでは、『学園都市』なんかよりよっぽどマシかもしれなくて、
よっぽど残酷かもしれない世界。
アタシに負けたくないだとか、倒すだとか言われるけれど。
アタシに勝ちたいなんて……倒したいだなんて。
何がしたいんだろうな、と思いつつ武器を組んで、組んで、組んで、
人一倍物資を貯め込んで貯め込んで貯め込んで、
『レンゲ』ってヤツと殴り合った。
結果だけ書けばアタシの勝ちに終わったが、アイツ……何かヘンだった。
……天才、か。天才って何だろうな……アタシには分からない。
そんな肩書きに左右される必要があるのかが、分からない。
セーラー服着てるヤツとも何度か殴り合ってる。
結果だけ書けばアタシの勝ちに終わってる。結局アタシに挑むヤツはヘンなヤツばっかだ。
強いヤツと殴り合いたい、か。どういう神経してんだ?……アタシが言えた事じゃないが。
アタシに勝った先に何があるんだか。
アタシが歩いてきた道筋には炎と燃え滓しかなくて、
これから歩いていく先にも炎と燃え滓しかないのに。
この「フェストリア」じゃ火祭りにすることは難しいけれど、
この場に集った連中とまだアタシは会話できてる。
そうしてアタシが嫌いなモノが一つ増えた。
増えたけれど、それはヒトを嫌いになったワケじゃない。
アタシがアタシ自身の武器への執着が凄いって気付いて、
そうして他の連中がアタシだけが持つべき物資を山分けしてる事が嫌いだと気付いた。
なんで?どうして?『姫』であるアタシだけが持つべきでしょ?
水槽で飼われる魚達が、ヒトが与える餌に群がるようにアイツらは利権を共有しようとする。
アタシはそれが、狂おしく嫌なのだと気付いたとき、
『フェストリア』という世界の空を眺めて、ため息をついたの。
結局はアタシが一番強くなきゃ、そう在らなきゃダメなんだって―――。
それを指標にしてるヤツらが居る限りは、アタシは『姫』たらねばならない。
だから、フェストリアに現れた要素を記憶していくことにした。
……正直に言えば頭がパンクしそうだ。
それでも、あの頃の勉強の辛さを考えれば安いモノだった。
アタシは、皆が恐れ畏れる『火焔放射姫』なのだから。