■ Ino.58 シウ島
体験版用の小さな島です。 想定人数：5人以下
STATS
2人 / 人数
体験版 / 難易度
スモール / 広さ
■ チャットとメッセージ
ゲーム中はチャットはALLと同じ表示がされ、またメッセージは公開されません。
エピローグ期間に入り次第チャットは通常公開され、メッセージはゲーム終了後に通常公開されます。
<img>https://moo-tyaunen.ssl-lolipop.jp/txiloda/picture.php?user=nononenu&file=5(2).png</img>
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「……いい音だな、誰かいるって、いい音だ」
青い空を仰ぐ。
”初めて”見る空だった。
「おめさん、いい奴だな」
夜風にそういう音を投げた。
*島に掠れた音が響いた*
「……悪かったよ」
今更ながら、彼（？）は爪を剥いで譲ってくれたのだ。
「おめさんみてえにでけえのが出てきたらな、殺られるんじゃねえかって心配しちまった。
……まだ怪我したかぁなかったんだ。
……すまねえな、ありがと」
後ろ姿に声を投げる。勝手に。
*爪を剥いだ右前脚を掲げる*
*爪の無い太い指は
元々毛が生えていたように自然で
それだけ見せると作業に戻った*
ひゅう、と聞こえた気がした。
「そっか、あたしゃ四右（しう）ってんだ。
爪、ありがとな。
おめさんの大事なもんじゃねえのかい？」
*顔のついているあたり
小さく風洞じみた音を立てた*
「……ん？
ありがとな？」
渡された金色のそれを手に取り、まじまじと見つめる。
悪気は特に感じない、そう思った。
「おめさん、喋れねぇのかい？」
「……ん？
ありがとな？」
渡された金色のそれを手に取り、まじまじと見つめる。
悪気は特に感じない、そう思った。
「おめさん、喋れねぇのかい？」
*おもむろに金の爪を一枚剥いで
血もついてないそれを手渡した*