■ ひとりんりんり凛。(再)
「前の記録しようとしてる時にね
変なタイミングで寝ちゃって
支離滅裂になっちゃった……
だから前の記録は無かったことにしてね……」
「白は健康。オレンジは希望。
──私の力を込めているんだ、
きっと良い事をもたらす。
私の分を作らなかったが、別に作らなくて良いだろう。
皆が喜んでくれるならそれで私は満足だ」
「だが改めて少し寂しいものだな。
星の化身である事を思い出したが故に、
私は皆と同じ生命体ではないのかという絶望が──
──絶望じゃないな、疎外感か?
孤独なのは慣れているがどうにも落ち着かん」
「この遭難が終わればどうせ孤独に戻るんだ。
ひとりぼっちで─────
ダメだ、ヒトリンに戻ろう」
「ふしゅ……
いちごいちえってやつだよ!!!
それでだいじょーぶだとおもう!!!
そだよね……うん……」
「私は……ヒトリンは、寂しくなんかないもん……
ヒトリンは一人でも大丈夫!!!!
大丈夫ったら大丈夫!!!!
思い出は、足枷なのかな……」