■ ■不幸の象徴?
白ちゃんと手紙のやりとりをしているうちに……会おうという話になった。
白ちゃんは自分よりちょっと大きくて、ローブで身体中を隠していて。
はっきりと姿を見ることは叶わなかった。
話しているうちに、羽を一枚、ひーの尻尾の上に置かれた。
それで烏の子、だというのが分かった。
黒い綺麗な羽根。
『今は白露と呼んでください。』
……たぶん自分の黒い羽が嫌いなんだろうな、って。
僕はその羽、綺麗だと思う。
不幸を呼ぶなんてそんなのあり得るわけがないって。
だから言ってやったんだ。
『一緒に幸せになろう』
って