Eno.406 謎の美少女A

■ 無題

今日で四日目。救助が来るまであと三日だ。
救助が来た時のために人がいるという目印を作ろうとしたら、少し凝りすぎて変な立像を作ってしまった。暇潰しのつもりがとんだ体力と時間の浪費になった。

他には太陽式の蒸留装置を作るためのブルーシートが海岸に流れ着いていないか探してみたが、まるで見当たらなかった。
代わりにありあわせの素材で濾過装置を作ったので、今後は海水以外も真水にできそうだ。

あとは万が一の事態に備えて、フリーサイズの衣服と医療キットも作っておいた。
これだけ備えがあれば多少はトラブルに見舞われても大丈夫そうだ。使う機会がないのが一番、ではあるのだが。