Eno.158 ニューマ・T

■ メモ7

昨晩はたるととハンモックを並べて寝た。
何でこうなってるか思い返すとよく分からないが、なっているのだから仕方ない。

歌を歌ってもらったのだが、感想を言う前に寝落ちてしまった。
綺麗な歌声だった。誰かの歌声というのは不思議な安心感がある気がする。
自分で歌うのは苦手だが。

機械の駆動音がやかましいスラムで、音楽は貴重だった。
歌が好きな陽気な奴も時折いたが、長く居着くことは稀だった。