■ 走り書き
ぎゅって抱きしめてもらえることが、嬉しい。
話している中で笑ってもらえるのが、嬉しい。
眠いだろうに一緒にいてくれるのが、嬉しい。
あったかいごはん。
だれもいなくならないところ。
まいにちどこかしらかわって、みあきないばしょ。
でも、いつかは沈む島。
瓶に詰められた手紙にはそう書かれてあった。
今日で何日目、だっけ。
海が全てを沈めて隠してしまうのは、あと
寂しい。
ふたりはこんなきもちをずっと、ずっと抱えていたのかな。
神さま