Eno.92 記憶喪失太郎

■ 船戻

なんとかならなかった。

こうして私は砂浜に転がることになったのです……寒い……
あんなんで脱出なんかできるわけ無いじゃんバカじゃないの……
もうぼくはここから一歩もうごかない……

でも海底に転がる羽目にはならなくて、波が浜まで運んでくれたのはなんとかなった内に入るかもしれないね。
ラッキー。
もう僕はここから一歩も動かない。

あ〜