Eno.28 幸村ケイスケ

■ 俺に出来る事を

離れた所から聞こえる声で考える限り、争うことにはなっていなくて良かった。

どんな終わり方でも、多分、船が来なくても、来てももうすぐこの状況は、この無人島生活は終わっちまうんだ。
アイツらに会って馬鹿な事話したい、けどここに居る方達ともう会えなくなるのは嫌だ。
過去をあんまし考えなくなった。その余裕は無い。体に余裕はまだ、ある、はず…これどちらかと言えば心の持ち用だ。
俺に出来る事は?………分かんねー……何か、持ってるもの…


……カメラが4つある。




………これだ!