■ 下見記録No.8
6日目が終わる
ここまで長かった気がする。
師匠に言われてやってきたこの島、コーラルやヒトリン、エリオやアルゴレルとともに一週間頑張ってきたな。
あ……でも一瞬だったかもしれないな。
ここまでサバイバルをしたのは久しぶりだし、なんだか命に対する見方っていうのが少し変わったような気がする。
……そんな気がするだけな。
流れ着いていた便箋に残されていたメッセージに書いてあった7日目。
明日だ。
きっと来てくれる、そう信じて、明日も生きよう。
きっと明日も楽しく過ごせる、そんな気がするんだ。
ずっと、気がするばっかりだな。
でも帰ったら、グラトニーに言ってやるんだ、星が綺麗だったって。
よし、明日も生きよう。