Eno.18 金南良アルワ

■ 鳥籠の中へ

それはかつて私が歩んだ道。

通じ合って、心を結んで。
愛し愛されて、時を共にして。

別れて、壊れる。

何も変わらない。
大事な物はまた箱の中、
私はまた鳥籠の中。

それは私を傷つけ、苦しめるから。

買えないもの、かけがえのないものなんて、いらない。






離れたくないのに……。