Eno.296 ジェオルドム

■ いよいよ7日目

謎の手紙によると、船が近場を通りがかる日。
果たして本当に我らは助かるのでしょうか?

ありがたいことに、食糧や水は島の他の方から分けていただけました。元々水には(プラスチックめいた草を食べて得たプラ材に雨水を大量に汲んでいたため)余裕があったのですが、お陰で一日は食べ物に困ることはなさそうです。

なれば、私に行なえることは……――

――もし、救助が来なかった時。荒れる海を越えられるだけの頑丈な船を作ること、なのでしょうか?