■ 7日目

この空間の時間はおかしい。
俺の視点ではずっと日中で止まっているが、拠点に身を寄せている面々いわくこの記録を書いている時間は夜だという。
複数の次元が重なっていることによる影響だろう。

そう考えると今は夜で魚群がいないことに納得がいく。
水温も下がってきているし、夜行性の敵が漂っている可能性が高い。
資源確保は中断し、見晴らしのいい木の上で陣を張って備えよう。
朝になったら、再調査用の[道標]としてこの石像郡を使えないか検討と、いたような気がする数名の生存確認をしよう。
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すべての世界がたどる可能性の一つ[傲慢その後始末]の出身者とそれぞれの調査資料を交換した。
彼の世界は、人為的要因で[淀み]に侵され[門]が生まれた。そして厳重な管理下で安住の[時空]を探しているとのこと。
似て非なる世界だが、俺の世界もいずれ同じような道をたどる可能性がある、だからこそ[侵略者]に対して常に対策を重ねていくことが大切だ。