Eno.28 幸村ケイスケ

■ 何と言うか

浜辺で歩いてたら月蝕がなんかすっげー事をやってた、祈っている…にしては幻想的で何と言うか…人ならざるもの?みたいなのを感じた。
声、かけようかと思ったけどなんか怖くてさ、そっと水と焼き魚を置いた。未だにアヒル隊長の存在を信じてくれてるの……すっげー……その……申し訳ねぇなー…って気持ちになるけど水飲んでる所見れたから結果オーライ?アイツいつ食べてるか、飲んでるか分かんねーから心配になるんだよ…
その後、ナッちゃんが来たっぽいから俺は岩陰に隠れることにした。
けど、ナッちゃんも吸血鬼?って言ってた。………まさか、二人とも…人間では、ねーのか?

ここまで浜辺に居て思った事、ここから俺が写真を撮って思ったこと。

皆楽しそうだけど…なんか安心感があった理由が分かった、貴志やシューやんやバランガと話してた時と似てんだ。
考えてる時も考えてねー時も、真面目にしたり全力な馬鹿をしたり、かと思ったら1人で抱え込んでるもんもあったり。静かな奴が面白かったり…………いやそこに関しては全員おもしれーな?

そう、そしてなんか、キラキラしてんだよ!
輝いてんの!!
それぞれがむしゃらに向かってたりとか、その人なりの優しさとか!


で、ひとつ気がついた事がある…俺は帰りたいのか?帰りたくないのか?

確かに貴志達には会いてーけど………ここの方々と別れんのは…やだな…

わかんなくなってきた。

………あーー!!!いっそここに居る方々全部の世界が混じってまた皆会えるとかねーの!?ひょんな事から転移されました!みたいなのとかでもー!お祭りゲーみたいな事起きねーかなー!!!そしたらアイツらにこっちの方々の紹介とかそれと逆の事もできんのにー!!!あっいやでも帰ってきて自分の世界にサメが降ってくるのとかはやだな!?
…あ、そういや呼吸は落ち着いていた、テンション、上がりすぎたとかその辺だろーな。