Eno.218 八〇七番

■ 記録

結局、僕は、何をしていたのだろう。
何もしない方がよかったのか、それとも。

わからないまま、救難船が来るという報を聞く。

けれど、救難船は、おさかなさんを助けてくれるだろうか。
そうは思えないまま、僕は、――。