Eno.348 キダム

■ 無題

危なっかしい、賭けのような、綱渡りのような日々を過ごして、
初めはいよいよ年貢の納め時かと思ったもんだが。
案外何とかなるもんだな。

年下の皆にえらい助けられた。
これといって恥じ入る気持ちは微塵もないが、行動力に感心はした。

留守とルキに至っては、手作りの筏で船出なんてよくやるもんだ。

よかった。

生きててくれてよかったよ。