■ 日記
助けの船が来た。
船の人が言うには、あと数日遅かったら危なかった、とか。
ともかく無事に終わった、というわけだ。この珍事は。
ミメシスとしても、人としても、なかなか興味深い出来事であった。
付喪神、夢魔、犬(!?)、そして幽霊。
結構マジでチャンスがあるなら全員と懇ろになってもよかったと思うけど、
そうはならなかったな~。
やっぱりふわふわした空気があるとどうにもし難い。
ヨルちゃんには色々散々言われたけど、俺はやるときはやるんだぞ。
そういう学習はしてないけれど……
まあ、いいさ。可愛い彼女ができたしね。
これからの俺の人生も楽しみだ。
ヨルちゃんと、色々していこう。
あ、もちろん島のみんなとの同窓会も楽しみだよ。
みんな可愛いしね。
でもこんなこといってたら霊障でたたかれそうだな……。
あと岩陰、要らなかったな。これなくてもよかったな。
まあ、ミメシスとしての生き方に必要だったということで。