Eno.223 九尾のキメラ『シャハル』

■ ロケットスタート

砂浜に落ちたキメラは、のんびりと体を起こしました。
シャブシャブと流木をシャブったり。
パサパサのコケをシャブったり。
やわらかくてふかふかでいいにおいの子をシャブったり。
あっちこっちで面白そうなものを拾い集めたり。
シャブったコケに火をつけて火種を作ったり。
岩場に走っていって、岩を砕いて遊んだり。
そこで見かけた子とお喋りしてみたり。
火種を移す木材欲しさに森林に駆けていってみたり。

そんな事をしていたら、あっというまに体力がなくなってしまいました。
計画性?そんなものは、このキメラを作った人たちと同じくらいなかったようです!