Eno.383 巨体くん

■ 元の世界は。

「……完全に忘れてた。
 俺の世界は……」



元の世界の海に戻った後……


巨体くんはトイレに埋まっていた。

「俺の世界そもそも海がないんだったわ!」



あと普通に世界が平和だったし両親も居たから
名前を思い出した、『ラフバス』という名らしい。

「へへ!まぁいい経験だったな!
 ……そういやあいつ、大丈夫かな?
 まぁ船出る直前は結構元気だったし
 あいつももう大丈夫だろ!」

「お前から貰った救急キット、
 島の中で使わずに取っといたんだよ。
 思い出ってことでな。
 そのおかげで今すげぇ役に立ってんだ!」

「だからさ、元気でいてくれよ、な」