Eno.398 サナダトオル

■ 砂浜に書かれた文字

じゅんちょうだったはずだった

きをうしなって
きづいたらもううごけなかった

おれは死ぬだろう

ノートはあるが
かくものはない

ここにかくことしかできない

なみがきて
なにもかもなくなるだろう

ざんねんだ

生きたくはなかったが

かえりたかった