■ 遭難初日目
拝啓、主様へ。
移動費をケチったのが失敗だったのでしょうか。
天候への運がなかったのでしょうか。
とりあえず、船が難破して遭難しました。
気が付けば見知らぬ島に流れ着いておりました。
あたりも見知らぬ島に、どこまでも続きそうな海洋。
なかなかにマズそうです。
刃物と灯りを残して冒険道具もランタン売り用の商材もほとんどダメになってますが、幸いなことに流れ着いたのは自分だけではないようで。
寝床にも何とかありつけました。
すぐにくたばるってことはないでしょう。
ただ、万が一ということもありましょう。
戻るまでの間、記録は書き残すようにしておこうと思います。