Eno.329 もち

■ もちの一日

何の変哲もないその辺にいるもちだ。
筆記用具を持っているので文字も書ける。

うにと共に謎の島に流されてしまった。
一緒にいるのはかぼちゃを持った少女とサバイバル知識のありそうな少年だ。
ここはなんとか食べられないように協力して過ごすしかない。

砂浜ではクラッカー、砂、傷んだ刃物、フライパン、ボトルシップを見つけた
岩場では貝、ブルーシートを見つけた。
森林では木の実、泥水、粘土、ツタ、野草を見つけた。

ブルーシートを少年に渡すと蒸留器なるものが作れたようだ。
どのくらい水が溜まるのか分からないが、しっとりもち肌を取り戻せるくらいの水が手に入ればいいと思う。

石の斧と火おこし器を作ってみたがもちには火の使い方が良くわからない。
とりあえずうにに投げることにした。

投げると言えばうにはボールを拾って遊んでいるようだ。
のんきなやつめ