Eno.170 アルザス・リースリング

■ シーエルフの天日干し

―― 暑い。
この島暑い。尋常じゃなく暑い。
俺の住んでいた北海地方は北にあるが故、夏でもほとんど気温が上がらない。
だがしかし俺はシーエルフ、海水さえあれば生きていけまっっっっっっず!?!?
え、まず……何この島の海水、劇物じゃん……え、無理、こんなの飲んだら死ぬが……?

とにかく水を作らなければ死ぬ。
シーエルフ的にこんな話をすると、本当に指さして笑われる。なのでこの辺の話は墓場まで持っていく。
砂浜、森を探索し、なんとかろ過機を作る。
そうして海水をろ過しようとして気づく。
やだぁーーー 海水ってば ろ過しても飲めなーい☆


俺はどうやら、ここで天日干しとなり、食われる定めのようだ―― ……



☆サラビィのおかげで何とかなりました