Eno.246 ミリュウ

■ 1日目

さて、1日1度こうして記録をつけていこう。論文というやつだな。
無人島かとおもいきや3人ほど同じく流れ着いているものがいた。

クロは魔法使いだろう。なにやらもやもやした術を用いる。
少年はどこにでもいそうな凡人だ。面倒を見てやるべきか。
二号は佇まいからして放っておいても生還しそうだな。

食料は釣具でなんとかなる。というか、他のものを探すついでで色々見つかる。
問題は水だな……2号が上手く作れるようになっているから、そうそう悲劇的な状況ではないとはいえ、調子に乗ると直ぐに乾きそうだ。
あとは泥水があればクロに渡すと良いらしい。
我も水を手に入れる手段が欲しいぞ。

しかし太陽光で水を集めてみる装置は役に立たんな。
あまりにも時間がかかりすぎているのだろうか。