■ ナガサレ前
冬の夕方、時折小雨
地面に氷が張り付く往来
白い息を吐きながら
クリーニング屋から仕事先へ
手提げ袋を抱えながら歩いていく。
バイトの1人が辞めたから
制服の処理を任されている最中だ。
この手提げ袋を仕事先に届ければ
ミッションコンプリート。
お家に帰られる、という寸法だ。
――――ふと、気づいたら
体が砂浜の砂で埋もれていた。
この合間の記憶がない。
冬の夕方、時折小雨
地面に氷が張り付く往来
白い息を吐きながら
クリーニング屋から仕事先へ
手提げ袋を抱えながら歩いていく。
バイトの1人が辞めたから
制服の処理を任されている最中だ。
この手提げ袋を仕事先に届ければ
ミッションコンプリート。
お家に帰られる、という寸法だ。
――――ふと、気づいたら
体が砂浜の砂で埋もれていた。
この合間の記憶がない。