Eno.262 シマオナガサル

■ おさるログ03

>>製作:成功。サルは木材とロープと折れた大枝などを消費して【釣り竿】を作った!
>>岩場で釣りを開始した:【魚】【魚】【小魚】【長靴】【長靴】【タイヤ】【サメ】【サメ】【網】…などのアイテムを獲得した。


>サルは夏毛のおなかをほどよく熱するあたたかな日差しで目を覚ました。
>あたたかいというかあつい。このままここに留まってはそのうちきっと焼きサルになってしまうことだろう。
>こんなところに居られるか。おれは森に帰らせてもらうぜ!
>そんな風に吐き捨てたりはしなかったが、涼をとるためとか日差しを避けるためとか様々な事情を考慮してサルは森に向かうことにした。
>そもそもサルとは本能的に森を求めるものなのだ。


>森に向かって移動したつもりが岩場に着いていた。
>もしかしたら潮の香りに呼ばれたのだかもしれなかった。
>サルは歩きながらふんわり思っていたのだ。なんだか今日はさかなの口だな、と。
>サルの本能といえど空腹には譲らざるを得ないのだ


>そんなわけで釣り糸を垂らしていたというわけだ。
>別にわざわざ道具に頼らなくても自前の長いしっぽを使えばよい、とはじめは思っていたのだが。
>灼熱の岩場に釣りあげられ、直射日光とのダブルパンチによりぐったりして折り重なるサメたちの凶悪な歯並びを見るともなしに見てサルは考えを改めたようすだ。
>サルも海中のサメが相手では分が悪いと気づいたのだろう。たぶん。