Eno.374 真中 界人

■ 今日の日記 3ページ目

家でのことを思い出しました。
お父さんとお母さんは、よく仕事に行っているので、僕は家にひとりでいる時間が多いです。

その分休みの日はいっぱい遊んでくれるので、こんなことを思うのは良くないと思うのですが
ひとりでいると、寂しいと思うことがあります。



島でのこと

お腹が減りました。
昨日の晩ごはんと、今日の朝ごはんと昼ごはんは
きのみと葉っぱでしたが、お腹は膨れませんでした。

稲を植える授業が四年生のときにあったけど
お米になるまで一年かかった気がする。
ご飯って大事なんだなと思いました。

ちょっとすると、空腹感にも慣れてきたので我慢できるようになりました。


ミリュウさんはお医者さん、になる予定?の人だったと思います。
自信が溢れていて堂々としている人だから、
もうお医者さんだと思ってしまう。胸を張るのって、かっこいいことだと思いました。

僕は天才ではないけど、無意味に胸を張っていたら
自信満々でかっこよく見えるのかなと思いました。


今日のほとんどはミリュウさんと話していました。
疲れて休んでいるようだったのですが、話に付き合ってもらっていました。
あと、釣り竿も貰いました。
話しながらやっていたのと、あまりにも空腹だったので感動もなかったけど
初めて魚を釣りました。思ったより簡単でした。

改めて思い返すと、どうしても
疲れてる人を相手にいっぱい話して、喉を乾かせてしまったなと思ってしまうけど、
凡人が気を回すとストレスらしいので、やめようと思います。
ミリュウさんは慈悲深い天才らしいので、凡人の僕がお願いしてミリュウさんが叶えても、迷惑にならないらしいです。

勝手なことを書くけど、気にするなとか、何でも言いなさいとかを
言い換えたらああいう言い方になるのかなと思いました。


・お話で気になったこと
お医者さんを目指すときに止められたらしいけど、てんしょうなんとかのサビにしたらしい。
そこまでお医者さんになりたいって思ったきっかけってなんだろう。
天才だと思うようになったきっかけってなんだろう。
僕は自分のことを凡才だと思うから、僕の「凡才」の部分がミリュウさんにとっては「天才」になっただけなのかな。


日が暮れてからは、水を汲んでいました。
書き忘れていましたが、今日は夕方から雨が振りました。
でも、水は汲めるときに汲んでおいたほうがいいから、汲みました。

やりすぎて疲れて動けなくなったら、クロさんがきのみをくれました。
でも、僕の計画性のなさからくるものだから、断って砂浜で寝ました。

みんな拠点で寝てるのかな。

今日はミリュウさんに寂しいと相談してしまったけど
あかの他人のおとなに頼みすぎるのもよくないから
なるべくひとりでできるように、がんばりたいです。
これは遠慮というよりは、恥ずかしいって気持ちだと思います。
もう知ってる人だけど、まだ知らない人だし。


家に帰ったら、お父さんかお母さんと一緒に寝たいけど
小学六年生にもなって一緒に寝たいっていうのは、恥ずかしいかな。