Eno.437 水鳥川 紅信

■ 夢

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────夢を、見た。

“あの子”はこちらへ振り向いて。
それはそれはもう、嬉しそうに微笑んで。
そうして、口を開いた。




「弥紗ね、大事な人が出来たの!」




それは────なんて────ひどい、夢(ゲンジツ)


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