Eno.331 アイジロ

■ 3 協力関係

今のところ出会えたのは以上の4人(3人と1ワサワサ?)

テントが小屋になって、ドラム缶のお風呂があって
水はレイコが、木材はカーシーが、魚はワサワサ。
ミソニには魚を焼いてもらってたけど火が行き渡ったから余裕がある人が焼いたら行動の幅が広がりそう。
念の為書いておくと俺は岩場でプラ材とか貝とかよくわかんないものとか。
魚のほうが腹もちがいいけど貝は疲れが取れるみたいだから食べわけられるにこしたことはない、はず


カーシー
魔法のある世界で適正がなかったそうだ
俺も派手なやつは使えないけど、少し使えるのと使えないのじゃ色々違うんだろうな……
両親のところに帰るっていうから大事にされてはいると思う

ワサワサ
よくわからない群れ
レイコが撫でようとしたら逃げるヤツと残るヤツがいた
焚き火の周りで踊ったり、個体差も感情も豊か……でいいのかな
じっと見てると酔いそうになるけど寄り集まって何かしようとするところはかわいいと思う

レイコ
ゴーストジョークがすごい
カーシーが悪霊じゃなくてよかったって言ってたけど俺も同感
場が重くならないようにしてくれてるのはわかる
おかげでこれからのこととか以外の話もしやすい
自分が死んだ理由を覚えていないらしいのが気になるけど……もしつらいものなら無理に思い出さなくてもいいと思うのは逃げかな
あとジョシコウセイってなんだろう

ミソニ
よく寝る子のようだ
蒸し暑いし、まだまだよくわからない場所。気を張って疲れるのは仕方ないか
起きたときに慌てていたし、なんだろう
なんというか……自分のことを低く見てーー自己肯定ってこういうのだっけ
役に立つとかがんばるとか、そういう言葉が少し痛々しく感じる
子どもはもっとやりたいようにやっていいと思う
……これは俺のワガママだな
あと初めて喋った
ミソニのほうが驚いていた
……どういう場所から来たんだろう
元の場所に帰してもいいのだろうか
いや、帰るって言ってたからこれも余計なことか