Eno.155 Иван А. Гладский

■ 備忘録-おなじ島に流れ着いた縁-

幸か不幸か流れ着いた孤島で、似た状況に遭遇したと思われる面々と共同してなんとか生き延びている現状。
ざっと見た限り自分込みで10人弱程度。

現時点で名前を把握できているのはオウスケ、アル、アイダル、アキノキ、クキサワぐらいだろうか。
オウスケがこの島ではリーダーシップをとっているだろうか。水の管理を彼がしてくれる分、こちらも幾分か動きやすくなった。
なぜか彼からは「旦那」と呼ばれている。
アル、もといアルキメンデスはサバイバルの心得があるようで非常に頼れる存在だ。島の設備も彼主導でできたものが多い印象がある。
アイダルはどこか楽観的にものを考えている印象がある。正直見習いたい。今はクキサワとともに魚介の確保担当を主軸にしていると思われる。
アキノキは猫耳が生えており、どこで何をしているのかがいまひとつ掴めない。それこそ猫のように気ままかつたくましく生きているのだろうか。
クキサワは銛で魚を突きに行ったりと意外と行動派らしい。直に名前を聞いてこそいないがきっとあの子だろうと目星はついている。予想以上に気弱そうな女性だった……一番放っておけない危うさをわずかに感じる。

あとはノリの軽そうな若者、長い耳の生えたふんわりしている子、森でたまに見るスーツ姿の子、それからボール遊びの子がいた筈だ。

なんだかんだで生存に困るような事態はまだ起きていない。
今は昔の経験を活かして金属製の斧片手に樵業を主軸に担当している。
妹は元気にしているだろうか。