Eno.224 ナンナ•セファレイエ

■ 釣りと銛突きでお魚いっぱい!

食べ物が心許なかったから、久しぶりに(と言っても昨日ぶりだけど)岩場に行って釣りと銛突きをしに行ったんだ。
そしたら瑠璃子さんが釣竿をあげられなくて四苦八苦してたから、力を貸してあげたの!
瑠璃子さん、イナみたいに虚弱そうというか(身体つきは全然違うし瑠璃子さん、すっごい健康的な身体付きだと思う)見るからにお嬢様そうって感じで力仕事とか大の苦手そうだもん。
本人にそう言ったら、やっぱり苦手って言ってた!
そうよねえ……。
……多分あたしに求められてるのはああいう、感じなんだろうなあ。
まあ、無理だけど!
話しながら食べた魚は、とりあえず食べられたのでオッケーよ!
噛んで飲み込めるなら良いや……じゃダメなのねえ料理って。
うーん……とりあえず、蠢いたりしなくて良かったわ……。

そして瑠璃子さんを手伝ってたお姉さんがエクスカリバーを持ってたんだ!
見た目はまるで鉄の斧みたいだったけど、あの輝きはまさに聖剣!
うーん……動ける時は是非是非借りて振ってみたいのだわ。
すごい、良い切れ味してるんだろうなあ……。
えっと、確かヤヒロさんだったわね……黒髪の髪の長い女の人……覚えておかないと。うんうん。
エクスカリバーなんて絶対振らなきゃ後悔してもしきれないわ……!

そしてあのイカ焼いてくれた子が生きてたのよ!
いやあホント、無事で良かったわ!
あっちも体勢が整ってきたみたいだし、状況は段々と良くなってきているようね。
えっと、ケッチャンだったわね。
……あっ!
イカ焼いてくれたお礼をするのを忘れてたわ……!!
今度あったら必ずお礼しなくっちゃね……!
うっかりしてたわ……。