■ 日記二日目
サバイバル生活などというものに慣れているわけではないが、
人数分の食料やらが整ってなければ厳しいことぐらいは誰にでもわかる。
そこにいくとこの島はずいぶんと整っているように見える。
ちょっとお腹が空いたといえばお互いに助け合い、
普段は各々で回収していても……だ。
ヨルちゃんは性質上海辺から離れられないらしいけれど、
それでもあんまり困ってなさそうだ。
(いや、幽霊だからお腹すくのもよくわかんないけど)
こうなればあとはみんなとなるべく仲良くなるだけだ。
ほら、それが俺の本来の目的だし。
まさに奇縁というやつでもあるし。
それに、人間じゃない可愛い子とお話できる機会なんてそうそうないだろう。
ヨルちゃんに釘を刺された気がするけどその釘は抜いておきます。
全ては流れ次第じゃないですか?そう思うだろ?お前も……