Eno.238 シオマネキ

■ Q.体力の限界を越えるとどうなりますか?

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―――岩場―――

「まずは空のペット容器と…」


―――森林―――

「蒸留する為の火もいるよね
 葉っぱ…葉っぱ…
 あ、あと火をつける道具…」


―――海岸―――

「海水を溜める何か大きな…
 あ…あんな、ところにドラム缶が…」



―――半日後―――

「はぁ、はぁ…
 おかしいな…
 脱水症状や空腹にならないように
 体調管理はしてたんだけど…」



(ははっ、なんてバカなんだろう)
(バテて全然疲れがとれないや…)


流れ着いた人達がどこの誰か分からないけど
若い人達が多かったから…

「私が頑張らなきゃって思ったんだけど
 テレビと違って上手く行かないものだねぇ」


息を荒げながら
はまぐちマッスルってやっぱり凄いんだなぁ
…と空を仰いだ

(でも大丈夫、私が倒れてもこれは遺せるから)
(まだ話せるうちに…みんなにこれを…)


シオマネキの傍らには
完成した蒸留器が設置されていた