■ 1日目
『するどい陽射し。潮の香り。
見知らぬ砂浜に、わたくしはひとり。
船の屋内プールに寝そべり、空を眺めていた。
覚えているのはそこまで。
いったいなにが起こったのか。
霞がかったように何も想いだせない。
身体のあちらこちらがひどく痛む。
命があるだけ幸いと想うべきなのだろう。
ここはいったい、どこなのだろう。
わたくしに、いったいなにができるのだろう』
『するどい陽射し。潮の香り。
見知らぬ砂浜に、わたくしはひとり。
船の屋内プールに寝そべり、空を眺めていた。
覚えているのはそこまで。
いったいなにが起こったのか。
霞がかったように何も想いだせない。
身体のあちらこちらがひどく痛む。
命があるだけ幸いと想うべきなのだろう。
ここはいったい、どこなのだろう。
わたくしに、いったいなにができるのだろう』